今回の記事は暗記アプリ、その名もAnkiの紹介です。
いよいよ3年生となり臨床科目の勉強が始まりました。
実際に臨床の最前線で医師として働いている先生が循環器や呼吸器などの講義をしてくれます。
これこれ、これぞ医学部!という感じなのですが、1回の授業に盛り込まれている内容が膨大で中々復習が追いつきません。
医学の勉強を英語の勉強に置き換えると、今はひたすら英単語を勉強している段階です。
とにかくI=わたし、You=あなたという根本を理解しなければ、話はおろか文章も読めません。
「なぜI=わたしなんだ?」という疑問も大切ですが、個人的には理屈抜きに覚えることも大事な時期なのではないかと思います。
Ankiとは
Ankiは単なるフラッシュカードアプリではなく、思い出せたレベルに応じて出現回数が異なる点が強みのアプリです
Ankiとは、分散学習(Spaced Repetition)ができるフラッシュカードです。 Ankiでは思い出しやすさで次の復習のタイミングが決まります。覚えにくいカードは頻繁に復習し、簡単に記憶できたカードは時間をあけて記憶を確認します。 このような原則に基づくと効果的な結果が得られるという学習理論に基づいて作られています。 多量のカードを持っていても、結果として一日の復習量は散らばって、負担を軽減してくれます。
引用:はじめてのAnki
Ankiという名前からしててっきり日本発のアプリと思っていたんですが、実は海外発のアプリです。
ふと海外の医学生の勉強法はどんなもんかと思い、フォーラム(https://forums.studentdoctor.net/)を覗いていたのですが、そこでしばしば便利なアプリと話題に挙がっていたことで知りました。
使い方
まだまだ実験段階ではありますが、講義中に先生が強調した覚えるべきことを入れています。
例えば講義中に先生がここは重要or試験に出たor出すと言ったら、
Ankiで問題をつくり(画像上)、解答も入力(画像下)します。こうしたストックを各科目で増やしていっています。
試験直前以外にレジュメをパラパラ読んで復習することは中々出来ないのですが、こうした重要ポイントをスキマ時間に、いつも持ち歩いている携帯で、かつクイズ形式で確認できるのはとても便利です。
他にも今夏の海外研修に向けて医学英語の語彙を増やしています。
学内で配布されているExcel形式の単語リストをもとに、一括でカードを作成しました。
Ankiでは設定をすれば、入力した英単語は自動読み上げが可能です。
スクリーンショットした画像などを簡単にカードに盛り込める点も気に入っています。
iphone版は高価だが、今のところ満足
今のところ非常に満足度が高いのですが、唯一の問題はMac用のApp&android版は無料、iphone用は3000円するところでしょうか。
購入時に非常にためらいましたが、海外の医学生の高評価レビューをみて泣く泣く決断しました。
作者の方によると、iphone版のみ有料なのは生活費を賄うためとのこと。
近年のなんでも無料の流れの中で、優れた製品には相応の対価を支払うということの当たり前に気付かされた気持ちになります。
お金を払う分使い倒してやろう!といういい動機づけになっています。
入手方法
公式サイトからダウンロード可能です。また、日本語翻訳されたマニュアルもあります。
導入から設定など一番わかりやすかったのは、the Right Stuff 連載: Ankiの使い方 〜覚えるために忘れろ〜が参考になりました。
使用に関する詳しい説明はこちらのサイトをご参照下さい。
使い勝手等、また続報をお知らせします。
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