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【漫画好きの現役外科医に聞いた!】リアリティ溢れるおすすめの医療マンガ

現場感満載の医療コミックが増加中

漫画は世界に誇る日本の文化です。

海外の友人も漫画を読み込んでいて、「ナルトのカレーを作ってくれ!」とか、「ペガサス流星拳ってどう思う?」とか昔聞かれた記憶があります笑

個人的には勉強と漫画も相性がいいと思っています。視覚的にパラパラと内容が頭に入ってくるのがいいですね。大学受験の頃はマンガ世界の歴史を熟読していました。

医学部学士編入試験の受験勉強の頃にも、生物の知識0でしたので生命科学のイメージでづくりとしてはたらく細胞を読んでいました。

マンガは勉強になるということで、医療系の漫画も色々と読み漁っています。

とはいえ、どこまで内容を鵜呑みにして良いのかもわからないので、実習の際に漫画好きの外科医の先生におすすめを聞いてみました。

近年は内容がリアルで、勉強になるものも増えているそうなので、おすすめの作品をご紹介していきます!

 

現役医師がおすすめする医療マンガ

1. これを読んでいなければモグリ!?『ブラックジャック』

「これを読んでいなければモグリだ」

と言われました笑

誰もが名前を知っているであろう、手塚治虫の名作です。

ブラックジャックを読んで医師を目指そうとしたという先生も多くいらっしゃいますね。

日本人である以外、素性も名前も分からない天才外科医・ブラック・ジャック。その手術の腕は神業とさえ呼ばれている……無免許ながらも天才的な腕を持つ外科医・ブラック・ジャックの衝撃的なデビュー作 引用:ebookjapan

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2. 手術室の指揮者を描いた作品! 『麻酔科医ハナ 』

 

他のマンガやドラマでも脚光を浴びるのは外科医ばかりで、「手術室の指揮者」とも呼ばれる麻酔科医に焦点を合わせた作品は多くはありません。

術前にならなければ患者さんに会う機会の少なく、一般の方には馴染みのない診療科でもあります。

だからこそ、麻酔科医の先生がどのような気持ちで麻酔に臨んでいるのか、よく分かる作品です。

麻酔器具の説明なども充実していて、麻酔科の試験直前に読んでいた私は思わず「なるほど」となりました。

「年収3500万円でもやりたくないお仕事ってナーニ?」医療崩壊の流れが加速する中、もっとも新聞を賑わしているのが「麻酔科医」不足。民間病院の麻酔科医がいっせいに辞め、年収3500万円で急募した、というニュースは話題を呼んだ。なぜ麻酔科医は辞めるのか?その知られざる激務と日常を、大学病院の麻酔科医・華岡ハナコを主人公に、時にシリアスに、時にコミカルに、すさまじいリアルさで描く。激務・安月給・セクハラ…きっつい仕事と思いながらも、今日もハナコは元気に麻酔をかけるのだ!

引用:ebookjapan

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3. 孤高のメスの原作 『メスよ輝け!!』

 

メスよ輝け!!はのちに『孤高のメス』として、小説化や映画化されるほどの人気作品です。

手術シーンでは術式を丁寧に解説している面白みや、大学医局と関連病院のパワーバランスなど見どころが満載です。

【ある外科医の戦いがはじまる!】琵琶湖の畔に建つ甦生記念病院の第一外科医長、当麻鉄彦(とうま てつひこ)は、キャリアよりも患者に寄り添う孤高の外科医。一方、第二外科医長の野本は、近江大学医学部から派遣された無責任な男だ。そんなある日、甦生記念病院に野本の失態をカバーするため、近江大学のエリート・実川剛(さねかわ ごう)が現れて…。

引用:ebookjapan

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4. 出産は奇跡なんだ 『コウノドリ』

 

こちらはドラマ コウノドリとしても有名ですね。

新生児の死亡率が世界で最も低い日本。無事に生まれて当たり前という風潮ですが、その影には産科の方々の多大な努力があります。

コウノドリでは出生前診断や先天性風疹症候群などの社会問題も織り交ぜられており、医学部の講義でも何度か取り上げられたことがあります。

出産は病気ではない。だから、患者も家族も安全だと思い込んでいる。毎年この産院で行われる2000件の出産で、約300件の出産は命の危険と隣り合わせだ。その小さな命が助かることもあれば、助からない時もある。100%安全などあり得ない。それが出産。年間100万人の命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。

引用:ebookjapan

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5. うつ病と統合失調症って何が違う? 『マンガで分かる心療内科』

ゆうきゆうこと精神科医の安田先生とソウさんの共著です。

精神科医が書いているということあって、疾患の解説は秀逸です。とはいえ基本ギャグ漫画なのでパラパラと楽しく読めます。

●鬱の人にもっともやってはダメな事は何かご存知ですか?◆はい。それは「背負い投げ」です。●……違います。◆じゃあ、巴投げ?●……全然違いますッ!!正解は……『励ますこと』です。◆励ます事が正解か。よし、じゃあ励ましてあげよう。●違う!励ますのが正解だから、励ますのが間違いなんだ!……って、ややこしいわ!◎▲★……現役の精神科医による、心療内科の病気の全てを笑いながら学べる漫画の本!ベストセラー「おとなの1ページ心理学」シリーズに続いて、ゆうきゆう先生/ソウ先生コンビが放つ、とってもオモシロくて世の中のタメになるスーパー漫画です。 引用:ebookjapan

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6. 日本に2000人しかいない病理医を描く『フラジャイル』

臨床をしている医師が読んでも、「ストーリーに突っ込みどころが少なく、思わず読んじゃう」という完成度。

漫画フラジャイルを皮切りに、ドラマ化もされ、一気に病理医の認知度が上昇しました。

岸京一郎、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。 引用:ebookjapan

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7.  ドクターをリードするドクターとは『ラジエーションハウス』

こちらもドラマ化されました。

コミュ障な放射線技師と幼馴染の放射線医が主人公となったマンガ。おそらく史上初でしょう。

日頃その実態を中々知ることができない放射線科舞台に、テンポのよいストーリーで描いています。

診療放射線技師・五十嵐唯織。CTやMRIを撮る腕は超一流だがコミュ障の彼は、憧れの幼馴染・甘春杏が放射線科医として勤める病院に採用される。そこで、彼女を技師として支えようとする唯織だが…!? 視えない病を診つけ出す、画像診断医療コミック開幕!!

引用:ebookjapan

 

まとめ

現役の医師に聞いたリアリティのあるおすすめ医療漫画を7つ紹介しました!

最近の風潮として、王道の外科系よりも麻酔科・放射線科・病理診断科などDoctor's Doctorと呼ばれる診療科が舞台になることが多いでようです。

普段なかなか覗けない世界をマンガという形で楽しく勉強できるのは日本人の特権かもしれません。

以上、ぜひ読んでみて下さい!

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