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2018年度に実施の医学部入試において、面接試験が無いのは九州大学のみです。
すなわち、面接試験はほぼ全ての医学部入学試験で課せられる重要なステップとなります。
面接で服装そのものを評価する項目はありませんが、
適切な服装をしていなければ第一印象が悪く、他の評価項目に影響を及ぼすのは間違いありません。
わたしはこれまで医学部入試における面接試験のみならず、三菱商事をはじめとする5大商社、電通・博報堂・P&Gなどなど大手企業10社以上の就職試験も経てきました。
就職活動の際は各々服装について学びますし、大手企業の面接を受ける方々は基本的なポイントを抑えてきます。
だからこそ、医学部面接試験での周囲の服装に衝撃を受けたのです。
「服装をしっかりすればもっと好印象になるのに、、」
と思うことがしばしばありました。
この記事では医学部合格を勝ち取るために、抑えるべき服装のポイントについてご紹介していきたいと思います。
現役生の場合
現役生の場合はあまり悩むことはありません。既にお持ちの制服を着用していきましょう。
チェックポイントとしては
・事前にクリーニングに出して汚れがない
・ズボン/スカートの折り目がきれい
・ボタンが外れて/外れかかっていない
・丈は適切な長さである
・シャツはきれいにアイロンがけされている
といった点を確認しましょう。
クリーニング屋に行く余裕が無いときは、宅配クリーニングも便利です。
浪人生、再受験、医学部学士編入の面接試験
浪人生の場合、体型が変化していたり、制服が劣化している場合が多いのでスーツを着用しましょう。
その他再受験生や医学部学士編入試験における面接試験でも、適切なスーツを着用する必要があります。
スーツの選び方
色について
画像引用:Perfect Suit FActory
色は「濃紺」もしくは「暗すぎない黒」がベストです。
日本では礼服のような暗い黒色のスーツを日常的に着ている人をよく目にしますが、色調につられてその人自身も暗くみえてしまいます。
フォーマルなスーツと言えばネイビー、グレー、一応ブラックが含まれますが、第1印象を明るく見せるには「濃いネイビー」が1番オススメです。次点で「暗すぎない黒」が候補に挙げられます。
グレーはマナーの面から完全にアウトというわけでは無いのですが、おそらく当日誰も着ていないので心が落ち着かなくなる可能性があります。
スーツのスタイルについて
吊るし販売のスーツにはいくつか型がありますが、標準的な体型であれば標準(A体)や細身( Y体)を選びましょう。
過度な細身仕様でなければ、Y体のほうがすっきりとみせてくれます。
とにかくサイズ感が重要ですので、スーツに関しては実店舗で店員さんに採寸してもらってから購入しましょう。
(最近の量販店はバイトの店員さんも多く採寸もまちまちなので、店長さんにお願いすれば確実です)
もちろん明るいストライプはなしで、できれば無地、入っていたとしても遠目にはわからないストライプにしましょう。
前ボタンは2ボタンが一般的です。
こうした基本のスーツを用意しておけば、入学式や入学後の解剖慰霊祭といった機会にも着用することができます。
どこで買うか
オーダースーツが作れれば最高ですが、社会人になる前には吊るしのスーツを値段が手頃な量販店で買うことが多いのではないでしょうか。
その際、コナカとか洋服の青山に行くよりかは、各社が展開する若者向けラインで購入するのがオススメです。
例えばスーツのはるやまが運営するPerfect Suit FActoryや洋服の青山が展開するザ・スーツカンパニーあたりでは、若者向けスタイルのスーツを販売しています。
ちなみにスーツを買ったらそのままにせず、試験前夜にはブラシを掛けてしっかりホコリを落としておきましょう。
出発前に家のお手入れは馬毛のブラシ
会場でもサッときれいにできるように、コンパクトタイプのものもおすすめです。
シャツの選び方
シャツについては問答無用で長袖・白色・襟はレギュラーのものを選びましょう。
画像引用:トータルオーダータツミ
スーツと同様大事なのはサイズ感です。
首周りは指1本分くらいの余裕があるもの、袖はスーツの袖から見えても1.5cmくらいの長さにしましょう。
Perfect Suit FActory で言えば、絞り込みでシルエット:ベーシック、カラー:白、襟:レギュラーの中から選べば安心です。
ネクタイの選び方
画像引用:Perfect Suit FActoryおよびザ・スーツカンパニー×ユニバーサルランゲージ公式通販
面接甩ネクタイは、幅はレギュラー、色はボルドー(ワイン、赤)もしくはブルー(ネイビー)で、柄は無地もしくは細縞のレジメンタル(ストライプ)がオススメです。
個人的にはこの2色は使い分けます。赤色は情熱や勢いを感じさせる色なので、面接をはじめとする大切な場面で使います。
画像引用:ザ・スーツカンパニー×ユニバーサルランゲージ公式通販
青には知的に見せる効果があるので、情熱だけでなくスマートさを演出したいときに用いられるネクタイ色です。
医学部面接試験においては、総じて赤系で上述の柄を身に着けていれば間違いはありません。
※あまりに安いネクタイはペラペラで結び目がきれいに出ないので、予算は2500円〜のものがオススメです。
どこで買えばいいのか悩んだときは、伊勢丹のオンラインストアがおすすめです。
置いている商品の品質は間違い無いものですし、試験直前と重なるセールの時期にはネクタイが2160円から選べます。
その他小物の選び方
靴
黒のストレートチップもしくはプレーントゥのものを選びましょう。
画像引用:the360.life
あまりボテッとしたシルエットのものより、シュッとしたシルエットの靴の方が立ったときに洗練してみえます。
学生の頃はABC-MARTで数千円のビジネスシューズを履きつぶしては買い直していました。はじめから冠婚葬祭でも使える1足を持っていれば、逆に安上がりであった気もします。私が履いているREGALのストレートチップはかれこれ5年以上、ソールを張り変えながら履いています。
値段に関わらず、靴は常にピカピカに手入れすることが大切です。朝、面接試験に向かう前は服装を確認し、靴はシューシャインできれいにしてから出発しましょう。
ベルト
靴とベルトの色を揃えるのが基本です。
ここでは靴は黒色をおすすめしていますので、ベルトは黒でシンプルなバックルのものを選びましょう。
靴下
靴下はスーツの色と合わせるのが基本ですので、黒もしくは紺色のくるぶしまで隠れる無地のビジネスソックスを着用しましょう。
間違っても白色であったり、くるぶしむき出しのスポーツソックスを履かないようにしてください。
肌着/インナー
色の濃いTシャツやVネックのインナーはシャツの下に透けてみえることが多いです。
そのため、白色無地で丸首のものをオススメします。
まとめ
以下が医学部面接試験における服装のポイントとなります!
・スーツは濃紺もしくは暗すぎない黒
・シャツは無地レギュラーカラー
・ネクタイは赤もしくは青の無地orストライプ
・靴は黒のストレートチップもしくはプレーントゥ
・靴とベルトの色を合わせる
・靴下はくるぶしまで隠れる丈の無地の黒or紺
・肌着は丸首無地白色
医学部の面接試験では服装をしっかりと整えて、好印象を面接官に与えましょう。
皆さんの合格を祈念しております!