映画The bucket list (邦題「最高の人生のみつけかた」。どうしてこうなった。)では死ぬまでにしたいことリストが登場しますが、私のlistには氷上でのワカサギ釣りがありました。折しも大学は一般入試で休校のため、この機会を利用して友人と出掛けてきました。
どこでワカサギ釣りをする?
関東から行ける氷上ワカサギ釣りのスポットといえば、群馬県の赤城大沼や榛名湖が人気スポットです。しかしながら、東京電力福島第一原発事故の影響を受け、湖内のワカサギから放射性セシウムが基準値超えの検出となり出荷自粛が続いていましたが、2015年には持ち帰りが解禁とされています。しかしながら、湖は生物濃縮が起こりますし、赤城大沼では水の入れ替わりには2,3年を要し、ワカサギは最長3,4年の寿命を持ちます。個人的な見解として、安全宣言が出されているとはいえ、そのリスクについては自身で考える必要があると思います。
参考までに「ワカサギ中の放射性セシウムの体重依存性と経年変化」。
長野県 松原湖へ
松原湖は長野県南佐久郡小海町にある湖で、猪名湖・長湖・大月湖の総称です。東京からの所要時間は車で約3時間です。
例年湖面は12月末頃から凍結し、3月上旬頃まで氷上でのワカサギ釣りを楽しむことができます。
リゾートイン立花屋で道具をレンタル
松原湖周辺の標高は1000mほどで、湖畔には幾つかの宿が点在しています。
夏は避暑で訪れる方が多いのでしょう。冬はワカサギ釣り客向けに釣り道具のレンタルをしています。
事前に調べていた立花屋さんに伺います。湖のすぐそばにある駐車場は無料です。
5時台に家を出たのですが、結局到着は9時頃。日が出てきてもこの日の外気温はマイナス10℃。室内の薪ストーブが最高です。
釣り券500円/日を購入、釣りセット(仕掛け・エサ・エサ切りハサミ・エサ入れ・椅子・ワカサギ入れ)1150円/人、2人用テント2000円、ガスヒーター1000円をレンタルしました。事前にワカサギ釣りの解説動画で、穴の掘り方からエサのつけ方、誘い方までレクチャーを受けることができます。開始前からイメージできるのがいいですね。宿の方からもその日のポイントを丁寧に教えて頂けました。
いざ氷上ワカサギ釣りへ!
湖は厚い氷に覆われ、その上にはふかふかの新雪がかぶっています。ソリに詰んだ荷物を引いて湖の上を歩いていくのは非日常的で、なんとも冒険心が掻き立てれられます。外気温はマイナス10℃なので、スノボに行くような格好+カイロin長靴でようやく暖をとれます。
いざ掘削!
しかし、予想よりも氷は厚く、この作業は見た目よりもしんどいです(隣の常連のおっちゃんは電動ドリルで穴を空けてました、、)
穴が空いたら、釣り開始です!
(画像引用:立花屋)
ダンゴムシのようなテントの中にこもると、寒さは感じずヒーターをつけるとむしろ暑いくらいでした。
冬場は湖の底にワカサギがいるようで、重りが底についたら5cmほど上げた位置で待ちます。
ワカサギは誘わないと食わないようなので、誘って5秒食いを待って、誘って5秒食いを待ってを繰り返します。
あと、エサの匂いに誘われるため、10分に1回のペースでエサを付け替えていきます。
1時間くらい繰り返した結果!アタリを感じました!
釣れた―!!
この後更にもう1匹釣ります!!
それが最後。
10時頃から15時半まで挑み、この日の2人で釣果は2匹でした笑
立花屋さんでは1匹から天ぷらにしてくれます。
新鮮で臭みがなく、今まで食べた中で1番美味しいワカサギでした!
今回の敗因は釣り始めの時間が遅かったことに尽きると思います。
それでも大自然の中でのんびりと釣り糸を足らすことで、リフレッシュできました。
次回は前泊で挑もうと思います!