築40年の木造住宅をせっせとセルフリノベーションしているP.P.です。
今回はリビングを始めとしたドアをモールディングを用いて素敵なデザインに生まれ変わらせる方法を紹介いたします。
モールディングとは?
欧米では一般的な室内装飾で、MoldingやMoulding、イギリスなどではCovingなんて呼んだりもします。
単なる装飾だけではなく、元来壁と天井の隙間を埋めたりする役割を持っています。
日本の住宅で言えば、巾木や廻り縁などが同様の役割を持っていますね。
しかしながら、モールディングはより立体的なデザインのため、より洗練された印象を与えてくれます。
モールディングでドアを海外風にリメイクDIY!
昭和に建てられた我が家のリビングドアはこんな感じ。
周囲の壁をすでに白塗りしたので、茶色の合板がドドーンと鎮座して非常に圧迫感があります。
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1ドアのデザインを考える
かつてアメリカに住んでいたときのアパートを必死に思い返してみます。
確かこんな感じのシンプルなデザインだったはず。
他にも様々なデザインがあるので、ぜひお気に入りのものを探してみてください。
Cited: Door and mouldings
欧米発祥のものなので、"door molding design ideas"等のキーワードで画像検索を行うのがオススメ!
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2デザインの下書き
やり方は色々あると思いますが、こんな感じに下書きを行いました。
ドアにマスキングテープを用いても良いですし、私は極太マッキーで直書きしました笑
まずドアの中心線を決めるとデザインしやすいです。その線を中心に左右何センチかをフィーリングで決めてください。
結構上下のサイズを同じにしている例がありますが、サイズは変えた方がメリハリが出ておしゃれになります。
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2モールディングの調達
下書きが終わったら、その線をもとに必要となるモールディング材の長さを計算します。
おおよそ片面で5mほど必要となります。両面だと10m! 結構必要になりますよね。
日本ではモールディングの流通量が少ないので、専門サイトなんかで購入すると結構高くついてしまいます。
ちょっと凝ったデザインだと1500円/mとか。
そこで活用したいのが巾木です!
この巾木はなんと約4mで498円!
デザインも実際に施工してみると、そんなに違和感を感じません。
ココに注意
巾木でも表面がフラットなものはあまり見栄えしません。ここで紹介した巾木のポイントは表面にある「凹み」です
みなさんもお近くのホームセンターで探してみてください。
もしなければ【みはしショップ】のモールディングが種類豊富です。
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3モールディングの切断
ここは個人的に少し厄介な工程です。
長方形のモールディング材を4隅でピッタリ合わせるには正確に斜め45度カットが必要となります。
「斜めぐらいフリーカットで切れそう」と思うかもしれませんが、ピッタリと4隅を合わせるには正確性が必要です。
そこで登場するのがこちらマイターボックスです!
これを使えば誰でもかんたんに45度カットが可能となりますので、今回のDIYには必須のアイテムと言えます。
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4モールディングを貼り付け
下書きをもとにモールディングを貼り付けていきます。
今回使用したのはコニシの速乾ボンドです。ボンドで貼り付けたら、しばらく押さえてあげるとずり落ち予防になります。
ちなみに今回はモールディングの内部に余っていた3mmベニヤを活用して更なる立体感を出してみました。
塗装前だとあばら家感が満載です笑
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5ペンキで塗装
いよいよ塗装です!
が、今回は合板に塗装するので下地処理を行います。
まずはパーツクリーナーで脱脂。ついでミッチャクロンで下地処理を進めていきます。
ミッチャクロンは多用途プライマーで、合板などペンキが載りにくい素材に対して、その足場をつくってくれるような薬剤になります。
なかなか刺激的な有機溶剤の香りですが、最近すこし癖になってきました(アブナイ)
ペンキで使用したのは関西ペイントの「マットカラーズ ブルーブロンズ」。
ジョイフル本田限定なのでしょうか? マットカラーのおしゃれな色が、0.5L 899円とかなりお手頃な価格で購入できます。
ベンジャミンムーアペイントとかで購入しようかと思っていましたが、調色された素敵なカラーが気軽に使えるようになりました。
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6ついに完成!
我ながらなかなか素敵な仕上がりです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ドアモールディングを施しただけで、かなり部屋の雰囲気が変わります。
比較的手軽なDIYですので、ぜひ皆さん挑戦してみてください!