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アルコール分解に関する遺伝子検査をした結果

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実験の一環でアルコールの代謝に関わる酵素の遺伝子検査を行い、その結果が返ってきました。
結果は代謝に問題なし、適量を心がけアルコール依存症に注意とのこと。

思った通りの結果でしたが、検査を通じて改めて耐性が証明されると納得感があります。

遺伝するお酒の分解能力

お酒を飲みすぎた翌日の朝は頭痛や吐き気などの二日酔い症状に悩まされます。
その元凶となるのが体内で毒性を有する「アセトアルデヒド」です。

画像引用:キリンHP

上図に示されているアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)にはアルデヒドが低濃度の際に作用するALDH2と、高濃度にならないと作用しないALDH1が存在します。

およそ44%の日本人がこのALDH2が欠損しているので、日本人は酒に弱いといわれる所以です。
ちなみに日本の中でも特に関西はこの欠損の割合が他の地方と比べても高いそうです。

実験

画像引用:協同インターナショナルHP

今回の実験では、このALDH2遺伝子の多型(一塩基多型)について調べました。

まずは採集キットで唾液を集めます。2mlもの唾液をボトルに集めるのは中々辛いものです。

詳しい過程は省きますが、その後DNAを精製しPCR法で解析をすることで結果が得られます。

画像引用:協同インターナショナルHP

家で気軽に同様の検査ができる

この実験の話をしたら、家族が検査してみたいということで検査キットについて調べてみました。

そうしたら、口の中の粘膜をこすって郵送するだけで解析してくれるキットが見つかりました。
唾液を集めるのは苦行だったので、これは便利。

私だったら大学生に上がる子供がいたら検査してあげたいです。
自身、1回目の大学の新歓で、自身のアルコール耐性が未知数の中恐る恐る飲んでいた記憶があります。
こうした検査で強い弱いがはっきりすると、天井がみえて自己管理につながるのではないでしょうか。

他にも、飲酒で顔が赤くなる人は食道がんなどのリスクが上昇するという報告もある中、そういった友人へのギフトにもいいななんて考えています。

アルコールパッチテストも容易ですが、やはり遺伝子レベルで飲める飲めないが判明すると、飲めない方へ大きな抑止力としても働くのではないでしょうか。

まとめ

・アルコール耐性にはALDH2の作用が大きく関与
・家でも気軽に検査ができる

「なんとなくお酒弱いかな」と考えている方は、是非検査してみてはいかがでしょうか。

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